【猫と暮らす】【猫の去勢手術】VOL.3 飼い猫が一生を健康にストレスなく幸せに過ごすための方法です。

スポンサーリンク

猫のレオ♂(スコティッシュ・フォールド)は2021年の7月生まれで半年が経過して人間で言うと14、15歳ほどになります。この度去勢手術にあたり条件を満たしたので、人間の勝手といえばそうですが去勢手術を行いました。

猫の去勢・避妊手術

猫の去勢手術をするというのは「残酷だ」「可哀想」のような意見や思いも確かにあると思います。一つ”欲”を奪ってしまうということを考えるとそう思って当然だと思います。
子孫繁栄、産めなくなってしまう。そう考えると去勢や避妊手術をすることは良いとは言い切れません。

ただ、猫と人が一つ屋根の下で暮らすということを冷静に考えると去勢・避妊手術をすることで上手に付き合っていけることも言えます。猫それぞれ性格は違えど、去勢・避妊手術をすることでストレスや病気のリスクは減りますし、落ちついた性格になる傾向もあるようです。
過去に飼っていた猫たちの話を踏まえながら手術のメリットとデメリットをお話ししたいと思います。

去勢(避妊)した猫のメリット・デメリット

まず去勢をすることで実際あるメリットとデメリットは2つ。ストレスと病気リスクが低くなります。
(ちなみに去勢・避妊共に同じような効果があります)

ストレスというのは全て”性欲”に関連するもの。雄猫ならマーキングすることがなくなる。雌猫ならサカリって私は言っていましたが、大きな声で求愛行動することがなくなります。

雄猫のマーキングとはおしっこよりも濃く、獣の匂いを放つ”尿スプレー”と言われるものを家中ばら撒く行為です。昔飼っていた雄猫はこれをカーテンやら畳やらに掛けていました。すごい匂いです。

雌猫のサカリというのは、よく家の外で野良猫が「アオーン、アオーン、ギャッ!ギャーー!!」って鳴いてるそれを家の中で時間関係なしにやられるんです。

これら、残念ながら飼い猫の場合や1匹しか飼っていない場合、外に出すことがなければ求愛行動が叶う事なくただのストレスになるんです。満たされないからです。それに付け加えて、人から見ても可愛い行動ではないので叱られる事で二重のストレスを感じてしまうんです。

猫によっては性格が攻撃的になってしまうこともあります。暴れ、引っ掛かれ、噛みつかれ、家のものをくちゃくちゃに、不衛生になるきっかけになることだってあります。唯一私が飼っていた雌猫の1匹がこのような状態になってしまい、触ることもできなかったという思い出があります。

当時(私がまだ小学生の頃)は私が飼いたい(姉と共同で)と思って「責任は取りなさい。パパママは見ないからね」くらいな感じ、ペット保険だってありません。お年玉を貯めて出来る責任の取り方として雄猫だけ去勢することにしました。

去勢後、性格が優しくなる

マーキングする猫を去勢した後、尿スプレーをすることがなくなりました。そして猫らしい単独行動ではなく人に近づいてくるような性格。家のものを壊したりすることのない猫になりました。
険しさもなく落ちついた雄猫になりました。
前に飼っていた猫は生後2年が経過したときに手術を行ったので術後すぐに性格や行動の変化がありましたが、今回のレオは生後半年での手術でした。人に寄り付く感じは見受けられましたが、元々おっとりしているせいか行動の変化は今は(術後5日後)あまり感じません。

去勢で病気のリスクを低減

去勢を行うと生殖系の病気にかからなくなります。猫は痛みを我慢するので本当に死んでしまいそうでない限り人に苦しさを見せません。知らないうちに生殖系がガン化していることだってあります。
晩年、1匹の雌猫が同じようなケースになり約1年半闘い、亡くなった事もあります。
「痛かっただろうなぁ」って思うとやはり飼うという責任としては去勢や避妊は考えなくてはいけないんだと思います。多頭出産をする動物という点を見ても後々面倒が見れない、見ないとなることを考えると、私としては飼い猫は去勢や避妊は推奨します。

去勢のタイミングと費用と気をつけたい”体重増加”

去勢のタイミングは6ヶ月を超えていればベストなタイミングと言われています。犬も同じです。
費は20,000円前後。雌の避妊は+5,000円です。これには麻酔、手術、入院費、あれば術後の抜糸、アフターケアが込みになるのが一般的だと思います。

手術は全身麻酔を掛け一泊二日の入院、帰ってくるとレオのアソコがこんな感じになりました。

不安だったと思います。帰ってきたら甘えに甘えずっとスリスリしてきました。

麻酔も完全に抜けているわけではないのでいつもよりトロトロ動いています。
退院当日は食事をいつもの7割くらいに抑えてあげました。 

で、これから一つだけ気をつけたいこと。それは”体重増加”です。以前飼っていた雄猫は元々成猫で3kgほどでしたが1年で5kg増加して8kgになりました。
当時の猫が食べていたご飯は当時病院が推奨していた”サイエンス・ダイエット”。あげ方が良くなかったんですが、分量を気にせずにお皿に載せて朝昼晩と常にご飯が入っている状態でした。

人と同じく”食べる幸せ”は共通だと思うのですが、亡くなった理由は窒息でした。
なので今度の猫(レオ)はそうならないように食事の管理をしっかりしたいと思っています。
今ではレオの体重が2.8kg、レオの親は4kgだったので同じくらいになることを見込んで一日70gを朝と晩に分けてあげるようにしています。ご飯はニュートロのご飯です。
(必要カロリー:4kg✖️30+70=228kal 228kal✖️1.2=273.6kal←1日に必要なカロリー)
(必要量:273.6kal➗390=0.70→1日に必要なご飯の量は70gになります)

ペットとして、家族として何のために去勢をするのかしっかり考え、やって良しではなく健康管理全般を見るように、これからも楽しく幸せに健康な生涯を過ごすための去勢手術の話でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました