【タイミングベルト交換】【ジムニーJA11】ゼロ知識がジムニーのタイミングベルトの交換をしました。

スポンサーリンク

つい先日、28年目を迎えたジムニーが走行10万キロを超えました。
10万キロを超えると交換の節目ですよ〜と言われるのがタイミングベルトになります。このタイミングベルトの役割というのは簡単に言うと”エンジン動力の伝達と循環”と言うのでしょうか?
なんせ自分自身興味はあるものの知識はあまりないものですから、あえて自分でバラして組み立ててそこから得られる知識を経験値として役立てています。
この車に関しては情報がとても豊富であることが安心材料なのでジムニーいじりの先輩方の知識をお借りしながらゼロ知識がタイミングベルトを交換したことで学んだこと、意外に出来てしまったと言う事実も含めて記事にしていきます。お願いします。

タイミングベルトの交換と費用

この記事を読んでいると言うことはタイミングベルトの交換時期に差し迫った人でしょうか?
タイミングベルトの交換と言うと費用が気になりますよね。概ね『10万円っ!』と言うのは間違い無いと思います。ただここには他の部品も含めた交換工賃や部品代が乗っかった費用が含まれます。
・タイミングベルト
・オルタネーターベルト
・クーラーベルト
・タイミングテンショナー
・ウォーターポンプ
・サーモスタット
・カムオイルシール
・クランクオイルシール
・ラジエータのクーラント液
ここら辺の部品がタイミングベルト同様交換時期になるので費用が増してしまいます。タイミングベルトだけの交換なら工賃含めて含めて2〜3万円程度でしょう。ただバラしの手間=工賃と考えた時に一緒にやっておくと一気にやってしまった方がいいんだと思います。
で、ここまでの話は車屋さんでやってもらった時の話になります。

自分でタイミングベルト交換をした場合の費用

と、自分で準備をする場合主要部品で15,000円、クーラント液含めても20,000円以内で収まってしまいます。安い。安くできる。

安いからといって自分で交換することは、お勧めしません。

上記の価格差を見れば「自分でやってみようかな?」と思うかもしれませんが、ひとまず冷静に考えてみてほしいです。実際、私が自分でやってみて簡単だと判断するならセルフメンテを推しますが、心臓部に近い部品であるため、壊れたら後戻りできません。またある箇所は手が入りにくかったり、緩めることすらできないほど硬い部分もあります。私でもできたことなので難しい物ではありませんが、自己責任になります。

セルフメンテでのデメリット

適正トルク値と専用工具

ジムニーのタイミングベルトの交換ではクランクプーリーという部品を外さないといけません。
またクランクボルトと言うのは車の中でも一番締め付けが硬い場所になるのでよほど力に自信のある人でなければ、一般的な工具では外すことができません。それこそ無理してネジを舐めちゃうことや怪我にも繋がります。実際、私自身分からずクランクボルトを緩めようと応戦していたらレンチが一つダメになりました。
また、”クランクボルトの適正トルク、114N•mという力加減で…。”
ジムニーに限らず、どのメーカーにもどの車種にも「適正トルクで締め付けてくださいね」という説明書があります。ということトルクレンチが必要になります。
また、タイミングベルト周辺のボルトも同様に適正トルクがあるので正規の方法で作業する場合は普段使わないような道具が必要になってきます。

圧縮上死点

圧縮上死点というのは、吸入も排気も両方のバルブを押していない状態になります。仕組みがよく分からない人には分かりにくいです。要は吸気→圧縮→燃焼・膨張→排気という往復運動でエンジンが動いています。エンジンが停止しているときは吸気・圧縮・燃焼・膨張・排気は当然していません。では、”圧縮上死点”とはなんぞや?というと、バルブの位置が圧縮を終えて、燃焼に入る前の状態になります。この位置はエンジンを止めた状態(エンジンを切った時やエンジンを掛ける前もそうです)の位置であり、もっと簡潔にいうと、エンジンを動かすときのスタートラインになります。

この位置をタイミングベルト交換時に間違えてしまうとエンジンが一発で壊れます。バルブが折れます。
100メートル走で例えると分かりやすいと思いますが、時速30kmで走る人が「位置について」というのが圧縮上死点では無い場合、どうやって加速をして時速30kmで走るのでしょうか?時速30kmの物を人にぶつけて無理矢理突き飛ばすのでしょうか?交通事故になります。
これがエンジン内で起こります。

と、こんな感じで知ることでタイミングベルトを自分で交換するためには慎重に、知識も勇気も必要になってきます。

汚れる、腕が切り傷だらけ

エンジンルームの中は埃もそうですが、油の滲みも、ゴムの劣化もそうですし、作業で汚れます。まぁ、何をやっても汚れるのは汚れるのでそこは良しとして、細かな切り傷を作ってしまうのが厄介です。特にホースバンドやクリップバンドの角でスっっとやってしまいがちなので、慣れた人でないと怖いです。

自分でタイミングベルトを交換する方法

結論を言えば、自分でタイミングベルトを交換後普通にジムニーは元気よく走行しています。そして今回の車いじりははっきり言って自分もチャレンジャーになります。

1 クーラント液を抜いておく

まずはクーラント液を抜いておきます。後にウォーターポンプを取り外して交換するときにクーラント液がジョボジョボ溢れてきます。とりあえず最初にやっておきます。

2 シュラウドとファンを外す

タイミングベルトの交換ではベルトを外すこともそうですし、プーリーを外すこともありますので工具を入れる空間が必要になります。広ければ広いほど作業がしやすいのでラジエータも外せると楽になりますが、ホース類を外す手間を考えてファンとシュラウドだけ外して作業することにしました。

3 ベルトのテンションを緩める

オルタネーターベルトとクーラーベルトのベルトを外すために緩めます。緩める前に鉛筆で印をつけておくと、新品を張った時に目安になります。

で、これから交換の説明をするための最低限の名称だけ記載しておきます。

4 クランクプーリーを外す(重要)

ここまでの工程はそれほど難しい物ではありませんでしたが、きつかったです。
なんせ固くて回らないこのクランクプーリーのボルト…。
ちなみに余談にはなりますが、ちゃっちいレンチを使って破損しました。私のジムニーはMTなのでギアを入れておいて写真のレンチに柄の長い棒を突き刺してボルトの頭を舐めないようにゆっくりトルクをかけてふんっ!っと緩めることができました。推奨トルクの114N・m +固着したような硬さでした。
※(重要)推奨はしない方法ですが、特殊な工具は持っていませんでしたので、タイミングベルト交換後の締め付けトルクに関しては”勘”。緩めた時の強さと同じくらいの強さという感覚で締めました。

5 タイミングベルトカバーを外す・テンションプーリー取り外し

クランクプーリーを外すと邪魔なものがなくなるのでカバーを外すことができます。そしてテンションプーリーを外すと簡単にタイミングベルトが外れます。

6 カムプーリーとクランクプーリーのオイルシールを交換

カムとクランクのプーリーを外すと軸の奥に黒い輪っか、オイルシールがあります。はめあいのクライアンスが狭いのと、経年劣化や膨張によって普通には外れません。なのでYoutubeを参考に軸を痛めないように慎重にネジをオイルシールに入れて引っ張り出しました。そうすると簡単に外すことができました。新品をはめる際は水平にゆっくり、傾きが出ないように入れていきます。
ある程度はまったら当て木を当てて四隅をコンコン優しく叩いて重い音しか出なくなったらはめ込み完成です。

7 ウォーターポンプの交換

取り付け取り外しだけなので難しいことはありませんが、最初に行うクーラント液の残骸が出てきますので、外す前にウォータポンプ下にバケツか何かを用意することをお勧めします。

8 圧縮上死点があっているかどうか?(重要)

ここまで来たら新しいタイミングベルトを付けて復元をしていく作業になりますが、その前にもう一つ重要な”圧縮上死点”についてです。これを適当にやってしまうと車がパーになってしまうので必ず確認が必要になります。ジムニーJA11のカムプーリーとクランクプーリーをよくみると印が元々ついていますのでとにかくその印を真上にした状態でタイミングベルトを取り付けます。この位置が圧縮上死点。つまり、エンジン始動の際の”位置について…”というタイミングになります。
この位置を保持して組み付けていきます。

9 タイミングベルト取り付け、元に戻す

あとはバラした順番に組み付けをしてクーラント液を補充してエンジンを始動。エンジンが掛かればタイミングベルトは圧縮上死点を保持して組み付けられた証拠。正常に交換できた証になります。そしてエアー抜き。完成になります。

と、こんな感じで交換ができちゃいました。最悪壊れてもいいという覚悟で交換しましたが、交換後1000キロほど走行して何も異常がないので上手に交換できたと思います。
車の仕組みもまた一つ学習することができたのはこの車のおかげであります。
そして10万円くらい掛かる修理費も半分以下で済んでしまいました。
自己責任ですが私としては自分でやって知識になったのでよかったです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました