ジムニーJA11の魅力〜鋳物のエンジンとリーフスプリング〜

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最初に

ジムニーは販売開始から50年名前とコンセプトを変えずに改良され、コアな層に愛されてきた車です。
LJ10…J30…JA71…JA11…JB23…今のJB64。マニアの人はこの型式番号を聞けば『あっ、あれね!』ってなると思います。それぞれにその時代にあったニーズを取り込みクロカン四駆車と言うコンセプトを軸に姿を変えてきました。
私も勧められて少しだけ調べて興味を持った車です。

歴代最強の呼び声が高いJA11モデル

このジムニーJA11を購入したのは2010年だったと思います。
この車の正式名称は”ジムニーJA11 5型 ランドベンチャー”と言う名前になります。年式は1995年。(現在25年経ちます。)
この車がなぜ『歴代最強のジムニー』と言われているかと言うとその時の車屋さんは言います。

鋳物のエンジン

今の車はほぼアルミのエンジンばかりです。それは静音性や振動を抑えるための、つまり乗車している人たちが快適に乗れる車を追求して作られたエンジンになります。
この車はそれとは逆行しており、振動がボディーとハンドルから直に伝わり、遮音性なんて関係ないくらいうるさいです。快適ではありません。乗っていて疲れます。ただ車を運転している、操縦していると言う部分ではとても表現がされている車であることは間違いありません。

この後に出されたジムニーJA12ワイルドウィンドはアルミのエンジンになり快適性を求めた乗り心地になりました。

リーフスプリングとコイルスプリング

私の所有する車JA11はジムニーの中で一番最後に搭載された”リーフスプリング”の車です。正直これのせいで乗り心地は良くありません。今でもリーフはトラックにも採用されていますが、大きなメリットは多く荷物を載せても耐えられる強度があると言ったところです。
しかしそこはジムニーのコアなファンならではの”荒々しさ”を求める部分であり、地面からの跳ね上がりが直に伝わる感覚がさらなる車を操っている感覚を深めていきます。

直に車屋さんと話をして、私が車を10年乗った感想です。飽きることのないフィーリング、どうしてこの車の構造を継承しなかったのか?実は販売路線にあります。

ジムニーの領域に対抗した”パジェロミニ”と言う車

JA12からは乗り心地重視のジムニーに生まれ変わりました。その背景にパジェロミニと言う車が発売されました。
パジェロミニはJA11のその乗り心地の悪さを改良して乗り心地重視のクロカン四駆車を発売しました。それは当時のジムニーにとってはコンセプトの違う車として注目され、販売台数もジムニーを抜きました。しかしスズキも黙っていません。目には目をと路線を変更してコンセプトを変更してJA12を発売して販売台数を奪還することができました。
その後法改正などがあり、今の時代になりました。ひょっとかするとパジェロミニの登場がなければ今でもJA11として販売されていたかもしれません。

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