【新入社員へのいじめ】イジワルをされている子を助けられるか?

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新入社員に対してのいじめ(イジワル)を見つけてしまった。
またはそれに繋がる状況に出くわしてしまった。
当然、本人で解決できることが一番望ましいことだとは思いますが、意地悪というのは案外本人の耳に入らずに陰湿に行われてしまうものです。本人に対して意地悪が執行されてしまう状況になったのならば”時既に遅し”になってしまうかもしれません。
また、新入社員であるからこそ共感できる人、信用できる人を探すことを考えるとどうしても右も左もわからないことばかりで、誰よりも不安だと思います。
今回は新入社員に対してというテーマですが、実はその子は”障がい者枠”で採用された新入社員なのでそういった観点からも見ながら考察したいと思います。

一つのケースとして”新人のくせにサボっている”と話が挙がったことをを例にします。

本当のところはどうなのでしょうか?そう見えるだけなのか、事実なのか?私はそういった声が挙がったときに
①事実なのかどうか?
②何か原因があるのではないか?
③話がねじ曲がっていないか?

考えました。

サボった事実はあるのか?

まずは、この事実があるかどうか確認をします。実はボった事実があるかどうかというのはさほど問題ではないと思っています。なので前置として、嘘をつくことが一番やってはいけないことだと伝え事実を確認します。サボっていなければ信じること、サボっていたとしても信じることです。
大事なのは次のステップにあると思います。

サボったこと、疑われたことに対して原因はないか?

これが一番見落としがちであり、解決しなければならないことです。サボる原因として、だるいなぁ〜と感じるならそうさせない先輩ならではの予防線(コミュニケーション・雑談力)を、そう本人が疑われたのであれば風評が乱れていると察知してあげて対策することです。必ず良い先輩がいればポジティブに物事を考えて前向きに楽しく仕事と向き合い、一緒に戦い守ってくれます。新入社員の周りの人がやる気を見せない、悪い意味での大人を見せてしまうと決してサボることがなくても仕事に魅力を見出すことができずに廃人となってしまうのは当たり前な事です。
風評に関しても、当然新入社員は注目の的になります。期待や嫉妬の目で見られることもあるでしょう。私はこの問題に関して言えば新入社員本人よりも周りの見方や評価の仕方が大きく影響するものだと思います。

話をねじ曲げていないか?

本人が真実を伝えてくれること前提の話になります。正直に伝えてくれたからこそ周りの先輩はサボった事に関して誠意を持って答え、共に反省をしないといけないと思います。冷静に考えればそういったことができると思います。これが一時の感情で『あいつ、やっぱサボっていたのか!そういう奴なんだ!』と気持ちを持ってしまったのなら支離滅裂になります。良い印象に対して悪い印象は増幅します。その増幅した感情に便乗して話が大きくなってしまったのなら事実よりもかけ離れた内容になり新入社員を苦しめてしまう事になります。

良いところをたくさん見つけてあげられる先輩になる

この記事に関して私の実体験である”障がい者枠の新入社員”に関して少々触れたいので話をしたいと思います。私自身、子供に”言語障がい”があることから少し重なることがありますので感銘を受けました。

障がい者枠の人、障がい者…どう思いますか?様々だとは思いますが、決して下に見下すような子ではありません。むしろすごいと思ったことがあります。

『同じ仕事ばかりだと疲れちゃうよね?何か新しいことやってみる?』

と私が彼がサボっているという風評を受けている事に対して間接的ではありますが提案をしてみました。

『僕は養護学校出身で頭が馬鹿だから…いろんなことが頭に入らないんです』

この発言にびっくりしたことと、感性を揺さぶられました。自分のことを”馬鹿”だと言えることがまず誰にでもできることではありません。下手したら差別されてしまうような発言だと思います。それを自らなんの躊躇もなく言えることがなんてピュアなんだと、感動すらしました。
反して、私なんかは弱みを見せたくはないので威勢を貼ってばかりです。そういう大人も少なくはありません。情けなくも感じました。
彼は物事を大きすぎるくらい大袈裟にいうこともあります。それが人によっては不快に感じる、大袈裟を超えた嘘に聞こえることもあるでしょうが、歳の離れた大人に対して必死についていく彼なりのコミュニケーションであるとヒシヒシ感じました。
真面目です。集中力が切れたときにはスマホを持ってトイレに籠ることもあります。良いことではありませんが、その行為を悪いと一個人としては言い切れません。
彼を理解しようとしない人は”サボっている”と言い捨てるように悪い事実だけを大きくしてイジワルをします。
彼が主張するひたむきさが認められ評価されたときにそういった行為はなくなるのだと私は信じて大事に向き合っていきたいと思います。ご両親、学校の先生、周りの熱いサポートをしっかり受け継いでしっかりと濁らずに表現ができている。良いところを壊さないように付き合っていくつもりです。

助けることができたら助けられることが待っている

なんといっても新入社員は財産です。誹謗中傷するのは必ず自分たちに負の財産をもたらします。先輩風を吹かせるのは瞬間的に満足することもあるのでしょうが、長期的に見て育て、庇い、咎めることは少なく、いずれは自分自身を助けてくれる人材になってくれるはずです。

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