中古のジムニーを買って10年が経ちました
ジムニーを買って10年が経ちました。正直どこも悪い所(不自由のない意味で)まだまだ乗れる車です。このジムニーを探して買った経緯はいくつかあります。
・壊れにくいと評判が高い
・荒々しく無骨なフォルム
・運転が楽しい
・維持費が掛からない
・自分好みにカスタムできる
当時の選択理由はこんな感じだったと思います。
10年前に買ったこのジムニーはオークションで探してもらいました。(車屋さんがジムニーに知識の高い所です)値段は秘密ですが買った時は走行距離28,000キロのフルノーマル、綺麗なジムニーでした。前オーナーの方が土日だけ利用、保管がガレージだったのも好条件なところであります。
本当に壊れにくい車というか、『壊れない車です』
私が2010年にこの車のオーナーとなり10年が経ち走行距離が86000キロ。会社通勤と一人でどこかに出掛けるくらいで年間6000キロも走っていません。その間にあったトラブルは2つだけです。
・マフラーの触媒のつなぎ目が錆びて落ちた
・エンジンマウントが錆びてクラックが入った
要は経年劣化です。そりゃ作られてから25年も経てば仕方のない所だと思います。他の部分でいえば特に壊れるところもなく今なお現役バリバリです。
荒々しく無骨なフォルム
無骨な車といえばランクル、パジェロ、サファリ、よく山道を走っている車をイメージしますが、そこにジムニーの存在は欠かせません。私が直接そういうところを走るために買ったわけではありませんがジムニーで傾斜を制覇する大会もあるくらい”ザ・四駆”というイメージがあります。
このジムニーは今4代目として受注が追いつかないくらい高い人気と注目を集めています。
私が所有する2代目の最終型であるJA11ランドベンチャーは4代目がモチーフにしている形、時代が戻ってまた注目を浴びている車でもあります。好きな人は現行車にヴィンテージ感を出すくらいこのJA11に似せるような形にカスタムする人もいます。
維持費が安い
これは賛否両論ですが、維持費に関して言えば決して高いとも私自身思いません。
・自動車税
・車検
・ガソリン(燃費)
・部品交換
自動車税は私のジムニーは4ナンバーなので6000円と破格です。今普通の軽自動車は10000円はします。
車検においてもこの車は優秀で、単純な車であるので自分である程度手を加えてしまえば安く済むし、手の加え方、方法が今の時代YOUTUBEなどでたくさんの情報が溢れています。なんと言っても部品が豊富にあるという点でも修理が安価で済みます。
燃費は買った時はリッター10,5くらいでしたが、友人が巷で”プラシーボ効果だよ”と言われている、アーシング・プラシングキットを取り付けてくれたおかげでリッター12,8くらい走るようになりました。今の低燃費車にはかないませんが、ターボ付きの軽ボックス車と比較したらトントンだと思います。
部品の交換についても先の説明の通り、パーツが豊富であり、新品でなくてもいいやと思えば安く部品が手に入ります。探せば探すほど安く手に入れることができます。
ただ任意保険に関して言えばエコカーではないので高め、車両保険は車に価値がないとみなされて入ることができません。(今でも売値は全然付くので本当に不思議な車です。)
あとはタイヤが軽なのに高いです。これは仕方がないことだと思いますが、純正で16インチのタイヤと大きく種類が少ない点が挙げられます。言っても相殺してかなり維持費に関してはコスパが高いです。
ただもうボロボロなんです
壊れない車であり、走りも形も性格も。好きな人ならわかると思いますが色あせることの無い車なんです。しかしデビューから25年が経ち錆も目立つ。時代が進化してどんどん素晴らしい機能を持つ車が出てくる度に私は目移りしてしまいます。ちなみに乗り換えも今回検討しました。
”スイスポ”です。車がそれほど詳しくはありませんが、”走り”という点で満足できる車であり、私を含め子供達が大きくなっても同乗できる車。装備という装備も余るくらい充実しており、私の車に対するコンセプト『楽しい車』という点でとても興味のある車です。
が、
やはり、考えても考えても結局は手放したくないジムニー。選択は二択です。
迷いに迷って決めました。考えれば考えるほどに愛着も沸き過ぎてしまい、車の年齢も高齢ですが、最後の最後にジムニーをほぼ純正ノーマルからレストアすることにしました。の前に細かいところを自分で直せる範囲で直すところから始めたいと思います。そういうことができるのもこの車の良いところであり、最大のメリットでもあります。
まず手始めに…簡単な修理を行いました
まずは、以前駐車場の塀にバンパーを当ててしまい、曲がったままのものを直すことにしました。バンパーはジムニーを買ってから2年くらい経った時に純正からの交換をしました。前後セットで15000円くらいでした。もうサビだらけですが、塗り直しは後々にして、今回は矯正だけ行いました。
当然の如く、接合部分はサビだらけです。外す時はボルトが折れるんではないかくらい硬いのであらかじめ潤滑剤を指しておきました。
私自身力はある方だとは思いますが、硬い硬い。なんとかここまで外すことができました。
外したバンパーを足で踏みながら矯正して行きました。原始的ですがこの方法しか思いつきませんでした。普通の車だったらバンパーといえば樹脂やボディーですので板金でないと直すことができませんがジムニーはこれでいいんです。
次に行ったのが”ミラーの締め直し”です。風に煽られると関節部分がグニャっと曲がってしまいます。その都度扉を開けて手で押しなおしての繰り返しです。原因はネジの緩みです。
こちらもバンパー同様にサビが敵です。それとこの純正ミラーのボルト部分はトルクレンチの縁が薄いものでないと緩めたりしめたりすることができないので厄介です。たまたま工具がありましたので10mmのレンチで締め直しました。
次に”運転性側の扉の隙間調整”です。
これはよく言われますが、『お前の車半ドアだぞ』って指摘されるのですが、そうではありません。完全に閉まってはいるのですが、錠の位置がずれている事で起こる錯覚みたいなものです。
写真では比較がわかりづらいですが、ドア内側のドアフックを緩めてドアフックを上下左右に微調整できるので緩めて調整、ネジを閉めてドアを閉めるの繰り返しをすると良い位置が見つかるはずです。
私は少し指でドアフックを持ち上げながらネジを閉めた事でしっかりドアが閉まるようになりました。
そんなこんなでこの”ジムニー”を大事に乗り続けることにしました。
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