フローリングの補修として、フローリングの貼り替えを検討して近々重ね貼りを自分でやろうとしています。以下その準備編として記事にしています。
そしていざやろうとすると、一人作業ができないのと、一日生活圏が奪われます。
・家具をどかさなければならない。(一人では運べないものもあります)
・中途半端に終えてしまうと生活できなくなる。(子供、妻が困る)
・どれだけ時間が掛かるか分からない。(作業は一日と見ていますが、素人なので分からない)
そんな心配もありますので、とりあえず今一人でも出来ること、フローリングの重ね貼りをする時に手間が少なくなるようになにか出来ることはないか?ということで床下収納庫の蓋を貼り替えていきたいと思います。
床下収納庫の蓋(床)を復元
これです。床に合わせて色を選んで購入することも出来ますが、その場合木目(実の位置)が不自然になるのではないか?そんな心配もあります。
左の写真は浮いているように見えませんか?そう、それが嫌なんです。使い勝手は変わらないし、使っていればいつしか気にならなくなりますが、ん〜気持ちが悪い気がします。
なので右の写真のように木目の模様を合わせて補修出来たらと思い出来合いのものは買わずに自分で作り変えようと決めました。
ちなみの既存の床と収納庫の蓋は右の写真のように大工さんが施工してくれたものと思われます。
収納庫の蓋の仕組み
収納庫の蓋を貼り替える前に、一体どのような仕組みになっているのか?一見ただの蓋ですが、細かなところを把握しておかないともしかしたら出来ないだなんてことになってしまったら困るのでバラシをしながら確認することにしました。
バラすと木枠のアングルが一本一本独立しており、それをLアングルでつなぎとめている構造に成っています。そして裏面には補強の板(棒?)が一本。たったこれだけのものなのですが、注意すべき点があります。それは、”木枠のアングルの厚みと採寸が間違えると蓋が収まらない”ことです。
施工の失敗例1…蓋が閉まらない
「大は小を兼ねる」大好きなことわざです!そんな感じでやった補修での失敗例です。
入らない。閉まらない。これは単に”まっすぐ板が切れていない”そして”木枠のアングルに対して固定ネジを締めすぎている”この2つの原因によって起こる蓋の歪みです。なので真っ直ぐ切ることもそうですが、後にアングル固定ネジで微調整出来るので蓋になる板は少し小さめに寸法を取っても良いと思います。
施工の失敗例2…板の厚み、接着不良
既存の板は12mm厚のフローリング板に5mmのベニヤ板を貼り付けて17mm厚で出来ています。私が購入したフローリング板は重ね貼り用の6mm厚なので、ベニヤと合わせて三枚構造になります。
そして枠は木から外すと内側に若干締まっていきますので、ジャストな寸法で施工したとしてもはめにくく、斜めから入れて軽く叩いていかなければ枠が入りません。この時に力でゴンゴンはめてしまうと枠が歪んでしまうので、蓋が閉まらないなど不具合が出ます。
施工の手順
では、失敗例を参考に失敗しないように進めていきたいと思います。
① 取っ手を外す。
② 枠を外す。枠は木枠の固定ネジだけでも良いと思います。長年の締りでくっついているので枠と板の間にマイナスドライバーのような薄いもので軽くこじってやると取れます。
③ 掃除する。私はコンパウンドで磨きましたが、異物が意外に付いていますので取り除いていきます。
④ 同じ大きさのベニヤを準備する。既存のベニヤを使おうとノミで剥がそうとしましたがしっかりとボンドが付いていたため断念しました。(凹凸のものは後に再利用すると後悔します。なのでホームセンターで590×590でキレイに切断してもらいました)
⑤ 既存フローリングに合わせて新調するフローリングを切る。
⑥ ボンドで貼り合わせていく。クランプなんかあるといいです。
⑦ 接着がしっかりできたら取っ手の穴を作っていきます。既存の板を型代わりにしてやると良いかもしれません。
⑧ 復元していきます。
こんな感じになりました。
周りと色味が違うので今はおかしいですが、フローリングの実に合わせて貼ったのでフローリング全体を変えた時に出来上がりはきっとよくなるはずです。雰囲気はやっぱり新しいものは気持ちが良いですね。それに元々あるものを使っているので費用は抑えられます。(ベニヤ板のみ購入しました)
今回は行いませんでしたが、この枠をマスキングして塗装するのでそうしたら新調?と言えるのかな?なんとも楽しく勉強になったDIYの時間でした。
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