こんにちわ!304号室・室長ヒロです。
今回は前回準備した材料を元に、既存床の上に合板フローリングを貼っていく”施工編”です。
なんとなく「こんな感じかなぁ?」で素人がやる施工になりますのでプロまでは行きませんが、できちゃうんです!で、実際の工事の様子、そしてトラブル対応まで記事にしたいと思います。お願いします。
その前にちょっとおさらい…
「フローリングをなんとかしたいなぁ〜」というのは以下の点から生まれました。
・床(フローリング)の痛みと膜剥がれ、ベコベコ凹む、鳴り。不具合が出てきた。
・床下に潜って確認したが、腐っているような箇所は無し。
・でも生活していて気になる。気持ちが悪い。
そしてそんな点からフローリングの貼り替えを検討しました。
ホームセンターやネットで検索をしながら、どのように解決しようか考え、現状の不具合、施工の難易度、予算、期間を考えて”フローリングの重ね貼り”という方法を選択しました。
↑とりあえず、計画と準備がこちらの記事になります。
↑で、こちらが床下収納庫の蓋のみを今回貼るフローリング材で仕上げたものになります。
自分でフローリングの重ね貼りについての注意点
で本編に入っていくわけですが、やる前に注意点があります。
・床がすでに腐っていないか?
・生活圏が奪われて困らないか?
・材料は整っているか?
・時間は足りるか?
その点をクリアしていれば良いのですが、重要なのは落ち着いて出来る環境だと思いますので、時間の確保は大事なんじゃないかなぁと思っています。そして要所要所にコーキングしたりするところがありますので、乾くまでの時間を考えると部屋として実用するためには3,4日は欲しいところでもあります。
家でいうとリビング、キッチンを施工しますので、ご飯の心配があります。子供の弁当を作るとか、そんな行事があると使うことが難しくなりますので避けたほうが良いかもしれません。ちなみに我が家は2日間スーパーの惣菜やマックに頼りました。
フローリング施工の手順
まずは部屋の間取りとフローリング板の必要枚数を把握します。
フローリング板のサイズは6×303×1818です。一般的なの合板フローリング板の場合12mm厚なのですが、重ね貼りという点を考えると気をつけないといけないのは「床が上がる」ということです。
・引き戸が突っ掛かってしまう
・窓が開かない
その点リスクがあるので厚みというものは施工する前(重ね貼りをして床が上がる)に確認が必要になります。
そして、板の必要枚数を把握するために間取りに合わせた設計図のようなものを描いておきます。重ね貼りは既存床に対して合わせて貼っていくだけという利点があるので実(さね)という継ぎ目を探してでもフローリング板の必要枚数が把握出来るかと思います。
※余裕を持ってフローリング板の枚数は購入することをおすすめします。ちなみに私は2枚失敗したのと施工途中で実の位置がどうしても合わなくなってしまった部分がありさらに2枚、計4枚ダメにしてしまいました。
ここまで出来たら、どんな手順でやっていくか計画表を立てていきます。
・家具をどかしておく
・巾木を外す
・フローリング板をカットして合わせ、合っていたらボンドとビスで固定していく
・全て貼り終えたら巾木を付ける
・家具をもとに戻す
簡単ではありますが、こんな感じの手順になります。
そして実際この手順の中で施工中に発生したトラブルに関していくつかあったので追記すると…
食器棚が動かない!!
ああっ、石膏ボードがくずれた!!
フローリング板がはまらない…あれ?壁がゆがんでる。
等、想定していないことが起こりました。その点も踏まえて施工の様子を紹介します。
巾木を外す
巾木を外すのにバール、とにかく先の細いものを壁と巾木の間にグイグイ入れて剥がしていきます。私はノミとスクレーパーを駆使して外していきました。
そして端っこが剥がれたのでゆっくり巾木を引っ張っていくと石膏ボードも一緒に剥がれてしまう、問題が発生しました。
セメダイン 室内壁補修用 かべパテ 白 1kg HC-158 価格:707円 |
で、こちらのかべパテを塗って割れた石膏ボードの補修をしました。クロスの部分だとこのパテをまっすぐキレイに塗ってあげないとボコボコになって見栄えが悪くなってしまいますが、巾木の後ろなので巾木が浮かずに接着できるくらいに仕上がれば良しです。
そしてかべパテを厚塗したので一日半くらい放置して固まるのを待ちました。
ちなみにベニヤに付いていた巾木はしっかりと接着されておりボキボキ割りながら外しました。
フローリングを貼る
メインの作業になります。フローリングを貼っていきます。
と、その前にフローリングの板の構造をよく見ると板の周りに薄い突起があります。これを雄実、雌実(おさね、めさね)といいます。この凹凸を板どおし合わせる時にピタッとはめると継ぎ目が分かりづらくなります。つまりはキレイに見えるということです。
なので間違えてもサネは切ってはいけません。あくまでも部屋の角になる部分、フローリングとフローリングを連結させない場所以外は切ってはダメです。
フローリングを貼る手順
はめ込んでいく順番でいうと振ってある番号順になるのですが、雄サネに対して雌サネをはめ込んでいきます。部屋の角になる部分はサネ(雌サネ)をカットして合わせて角に対して隙間が無いようであればネダボンドをフローリング板の後ろに塗って当て木とハンマーでコンコン隙間なく詰めていくます。
当て木をしながらはめていく理由はフローリング板が直接ハンマーで打ち付けた時にハンマー痕が残らないようにするためと、均等に詰めていくための理由があります。
って感じで仕上がっていきます。
フローリングを貼る時の注意点
実際にフローリングを貼った後に気になった点を挙げると、
・ビスが浮き出ている
・継ぎ目が分かる
この2点になります。この原因は2つあります。それは、
・ビス打ちが浅くネジの頭が出ている
・はめる前のフローリング板が歪んでいる
です。そしてそれらを解決するため力づくで押し込みはめていくとサネとサネの隙間が歪んでいきます。
貼ってしまったものを戻すことは出来ないので解決には鳴りませんが、注意することは、
・ビスは頭が隠れるまで打ち込んでいく
・力づくで詰めていくのではなく、部屋の角と平行を見ながらフローリングを貼っていく
これを注意していけばキレイに仕上げられると思います。まぁDIYなので私自身自己満足出来ているので良しとしていますが…。
そして、どうしようもないこともあります。それが壁の歪みです。これは実際の作業の中で壁が凹み側に反っていたのでフローリング板の垂直に対して隙間が出来たので気が付きました。もちろん想定していなかったことなので現状復帰、気づいたとしてもフローリング板をアーチ型に切断しないといけないので手間取りましたが、こういったトラブルもあるのでフローリング板は余分にでも購入と準備をしておいたほうが良いです。
巾木を付ける
フローリングが貼れたら巾木を入れていきます。そもそも巾木というのはフローリングの隅の切り口を隠すために付いているものなので、フローリングを貼っている最中に角が若干ガサツになっても後に隠すだけだから良いだろうと安心感があります。それでもキレイにやりたいと常々思うのですが…。
施工はとても簡単です。巾木を好きな高さにあてがってみて、位置が合えばボンド+隠し釘で固定して、巾木とフローリングの隙間にコーキングして完了です。
コーキングをするのでまた一日ほど待ってから家具を戻していきます。
気になる費用
最後に費用がどれだけ掛かったかというと、5.66坪(約11畳)で4万円弱で出来ました。
大工さんに依頼するとその3〜4倍掛かります。
でも私には出来ないことや仕上がりに対してもそうですが自身でやるということは保証も文句も言えないということですからどちらが良いかというのはなんとも言えませんが、費用面でいうと自分で出来るのならメリットもあります。
そして床下の問題もあったりすれば素人(私)レベルだと太刀打ちできませんので心配なら私でもプロに依頼すると思います。(でも自分で確認してやってしまうかもしれませんが…)
こんな感じではありますが、施工日数は2日くらいでそれなりに出来てしまいました!
コメント