【MORUMORU】手塗りで簡単!砂壁を漆喰風に。貴重な体験を子供と一緒に壁塗りをしました。

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我が家、リビングの壁がクロスではなく砂壁なんです。おそらく30年近くノーメンテナンスながらも部屋を守ってきました。そのままでも悪くはない状態でしたが、昔の家の作りというのか少し暗ぼったい感じがあり雰囲気を変えたいと思い今回”MORUMORU”という漆喰に似た塗料で壁を塗り直すことにしました。

MORUMORUとは!?

MORUMORU」とはどう言ったものかというと漆喰に似た水性シリコン塗料になります。漆喰は天然素材で抗菌作用があります。が、アルカリ性の性質を持つため皮膚が弱い人は荒れてしまったり、粘膜にも影響が出たりします。そういったデメリットを克服した塗料がMORUMORUになります。

施工がとっても楽ちん

この商品、壁を塗る=左官さんのような熟練の技術が無いと扱えない…というわけではなく誰でも簡単に扱えるというのが楽しくもあり、メリットです。
現に私の目的は古くなった砂壁をDIYしたいという思い。それを知った子供たちの考えは”遊んで塗りたい”と楽しくDIYを捕らえる感覚。果たしてそんな子供でも扱えるものなのかという部分でMORUMORUを手にとって施工したところ本当に簡単に塗れる、タレない、そして塗料が伸びる伸びる。
とても扱いやすいものになっています。

推奨する方法としては”手塗り”。ゴム手袋をしてMORUMORUを手にとってベタッっと壁に塗料をくっつけて手で伸ばす。凸凹が当然のようにできますがそれが味になっていい雰囲気になります。
コテでも試してみましたが塗料に粘りがあるので扱いが難しく感じました。

まずは掃除と養生と下塗り対策が重要です

まず子供がMORUMORUを使って壁塗りをする前に”掃除””養生””下塗り”が大事になってきます。それさえ出来てしまえばとても簡単な作業になります。

掃除をしっかりとやる

まずは掃除。これは養生をするにもシーラー(下塗り)、塗料(上塗り)するにもしっかりとやっておかなければいけません。特に砂壁は埃がよく絡んでいます。私はブラシで擦って汚れを落とし、それでも埃が取れなかったのでコロコロを使って丁寧の埃を取り続けました。10畳で1時間くらい。最終的にはコロコロの使い勝手が良かったです。ポロポロ落ちる砂壁を取りながら埃を取って、一本半使いました。

養生をする

これをうまくやらなかったかどうかで見栄えは大きく変わります。塗り面の縁がピシッと行くように歪まないように真っ直ぐ行うこと。ど素人なりに養生していきます。
10畳でテープを80m使いました。なんだかんだ3時間くらい掛けました。

下塗り(シーラー)を塗る

初めてやることなので調べに調べて「下塗りが重要」という一つの結論に至りました。この事実は追って納得できることなのですが、我が家の壁が”砂壁”ということが大きな理由になります。
土壁・砂壁・繊維壁と言われるものは従来のクロスとは違って凹凸が大きく、空洞もあります。人工物ではなく天然素材だからこそ調湿機能や消臭効果が優れている点もありますが、今回みたいに「壁を塗り替えたい」と思った時クロスを上から貼る場合、剥がれてしまう。下地の壁の凹凸があって綺麗に貼ることができないなど一度壁を削り剥がしてからではないと難しい点があります。

今回は砂壁にMORUMORUを塗るということなので問題を挙げるなら吸着と塗った後ろから長年のヤニとか汚れが浮き出てこないかという2点になります。それらをクリアするための方法として「ヤニ・アクどめシーラー」を使いました。

これを壁に塗ることで30年闘った砂壁の表面のヤニ、アクの汚れを固めながらMORUMORUの吸着を良くしてくれるという優れものです。
「砂壁を削って下地からMORUMORUを塗ればいいじゃん!?」と根本的に思ってしまったんですが、かなり砂壁が綺麗に真っ直ぐ塗られている点と削ることでかえって歪みが出てしまうのではないかという点。それに削り落とすのは結構な労力になります。すでに生活をしているので部屋を使えない状態にし続けるのは家族が困ってしまいます。そう言った点でもシーラー→MORUMORUの手順が妥当だと感じ砂壁の上にシーラーを塗ることにしました。

砂壁にシーラーを塗るとエラく吸い込みます

「砂壁にシーラーを塗る場合はシーラーを多めに準備してください」

と注意書きがありましたが、本当によく吸い込んでくれます。塗る面積は10畳ほどでしたが2Lのシーラーでよくて半分ほどしか塗ることができません。なので追加購入しました。
(近くのホームセンターに取り置きが一つしかなかったため2つ目はネット注文でした)

触ってザラザラがなくなってコーティングされればOKです。
(砂壁の吸い込みが激しかったので計2回塗りを行い、作業時間は合計で3時間くらいでしたが乾燥させる工程があるので結果、丸々2日掛けています)

いざ、MORUMORUを塗っていきます

掃除から下塗りの完成までおおよそ2日半。いよいよMORUMORUを塗っていきます。 MORUMORUはすでに練られているのでバケツを開けてそのまま使うことができます。

で、こちらをシーラーを塗って乾燥させた壁にベチャっと塗っていきます。もちろんコテではなくて手で鷲掴みしてそのまま手で広げます。伸びが良いのでサクサクと作業が進んでいきます。

エアコン周りや細かいところは私が。大きな壁を子供達にお願いしようと思ったら、子供にやらせると手を勢いよく振り回したりするので地面や服、髪にもついてしまうので”慣らし作業”をお願いしました。手で慣らしているせいか大人も子供も大差ない出来栄えで遠くから見れば雑が見えません。

近くで見ると「あ〜あ…」ってなっていますが、これは思い出の一塗りだと考え私的にOKです。準備こそ苦労しますが滅多に体験することのできないDIYを子供とできたのは最高に楽しかったです。

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