ボールと自分の距離感
ゴルフをずっとやっている。あるいはたまに付き合いでやっている。どんな状況でもゴルフのラウンド前に練習はするかと思います。むしろ練習場ばかりと言う人も。(自分がそうかも…)
さて、当たり前といえば当たり前かもしれません。タイトルにある”ボールと自分の距離感”。心地の良い距離感というのはみなさんどんな感覚で決めるのでしょうか?
そして「昨日の調子と今日は違う」ということを繰り返し、修正をしていくのがゴルファーを悩ます種だと思います。小手先で修正が効くのであれば良いのですが、実は”ボールと自分の距離感”について上級者でもやっていない往復練習(私自身練習場やラウンドでやっている人を見たことがありません。)がありますので紹介したいと思います。
写真で見てみるとどうでしょうか?どちらがゴルファーっぽいアドレスでしょうか?
左側は昨年まで気にしていたようでそうでもなかったボールと自分との距離。
右側は年末年始に家でボールと自分の距離を調整して練習、アドレス前にある動作を行い体に染み込ませたルーティーンでの距離になります。
実に足で半分、13センチ程ボールからつま先の距離が違います。
調子が良い時の落とし穴とボールに近づいて構えることは連動している?シャンク・チーピンなどの原因にも…
調子が良い時ついやってしまいがちなのは「もっと飛ばせる」と思い力を入れる行為。それが上手くいかなくても上手くいくまで打ち続けるよくある”練習場で満足してしまう”結果だと思っています。曲げたい、曲がった、高く打ちたい、スティンガー打ちたい…あれやこれやが出来たから自分は出来る!!
こういう暗示が結果を出せないでいる私のゴルフであったりもするんですが…。
またシャンクの原因というのも実は落とし穴だったりもします。「シャンクが出たということは上達している証拠だよ。」これ嘘だと思います。鵜呑みにしてはいけません。そして理解しないといけません。
シャンク:前傾姿勢が作れないままスイングに入り、体が前のめりになった状態でインパクトをするとクラブが前方に出てしまいネックでボールを捉えることで発生するミスショットのこと
なのです。またチーピンと言われるものはネックより芯に近いヒールに当たることで発生するミスショットです。つまりはシャンクっていうのは上手くなるための通り道ではないんです。
半歩下がる勇気
いつものアドレスより後ろに半歩下がると全然景色が違うのもそうですし、打ちづらくも感じます。当たるのか怖いです。力も入れにくい。ただ、今まで自己暗示をかけながらゴルフを教えてもらった時より自信が付いた結果ボールに勝手に近づいていた…。それに気がつくことなくがむしゃらにパンパン打っていただけなんです。ただ、やりづらい。でもこれがプレーンのアドレスなんです。
むしろシャンクにある”後ろに体重が乗ってしまう”この状態は半歩近づいたアドレスで発生するミスショットなんです。
ちなみに自分の場合は分かりやすいように5~7Iで足3つ、ドライバーで足4つ下がった位置が前傾姿勢が取れるアドレスになります。この位置さえ固定してしまえば重心が後へ行かない安定したアドレス姿勢になります。
毎回毎回カッコ悪いですがボールにつま先を合わせて「1、2、3」と後退りして立ち位置を決めます。
4歩下がったドライバーのアドレス
ボールから覗いた飛球方向を照準する
もう一つは、どこを狙って打つのか決める時、どこの動作で決めるかという話です。
感覚が研ぎ澄まされている人は別ですが、普通アドレスに入って飛球方向を決めると全然違う方向に行きます。私の場合狙った方向よりも左に行きます。ゴルフをやってきてずっと2,3年「何でだ?」って考えてスタンスを変えてみたり、いつものように動画撮って確認してみたり、日常の生活から考えてみたのですが分かったことがありました。それは完全な体の”癖”です。体がもうねじれているんです。トイレに無意識に立った時にそれを理解しました。便器に真っ直ぐ立っているつもりが左足が前に出ていることに気が付きました。
つまり、無意識にクローズスタンスのため、スクエアに構えると思いっきり左に飛んでいきます。
整体に行かないと治らないレベルです。
なのでスタンスでどうこう気にせずに飛球方向の後ろに立ち、線を引いてつま先を合わせて飛球方向を確認して3歩4歩下がってアドレスをする事をルーティーンとして自然に構えて打つ。そして思います。
「えっ?こんな方向向いて打つの?」と。
と思いながら振ると、「あっ!番手なりに飛ばしたい方向に飛んでる!」という事実にびっくりすると思います。
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