【土地選びの失敗談】【床下換気扇】湿気がが篭りやすい床下になってしまったので床下換気扇と言うものを設置する運びになりました。

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家の購入を検討している若い夫婦がまず言ったのが、
・沼地だった土地
・傾斜地
・造成地
・崖の側
・日当たりの悪い土地
・ポツンと一軒家
・会社や学校、買い物にアクセスの悪い土地
・隣人が変わっている人
・事故物件

…。「こんな土地絶対嫌だ!」と。まさに”買わない方が良い土地”と言われる土地の一例です。しかしなかなか思う土地に出会うことって難しいですし、買わない方が良い土地があると言うことは、その土地を購入して家を建てている人がいるのも確かなことです。しかし、住めば都。全てをクリアできる物件に出会えるのは正直厳しいと思っています。

土地選びの失敗談と妥協点

当然ながらこれから人生初めて家を購入する人は家(上物)と土地選びに奔走することになるのですが、言ったように全てが完璧であると言うのは家を建てた時点では感じることがあっても必ず将来「こうしておけばよかった」と言うような失敗とも取れることを感じるようになります。
私の周りでも「家が欲しい」と言う若い人が大勢いますが、やいのやいの言いすぎるのも良くないですし、共感できない将来の話をしてもピンとくることもなければ、購入を検討することの妨げにしかならないとの観点からナーバスな話もしたくありませんし、選んでいる身としたらされたくもないと思います。

唯一、助言として夫婦にアドバイスしたのは住居後の環境変化による土地の変化です。建てたところの土地が住んでから沼地に変わることはありませんが、
・住居後に周りに家が建ち始めた・去っていった
・変な人が隣に引っ越してきた
・家を購入後、周りに色々なものを増設して風当たりが悪くなった
・家に面した道路の大規模工事(恩恵も)
・天災による地盤変化

これらは一生同じ土地に住み続けるとしたら何かしらは避けられない変化があるはずです。これらは失敗ではなく受け入れるしかない”妥協点”だと思っています。

土地選びの失敗例〜結局自ら汚してしまった〜

私自身今から言う話を失敗と押し付けるのは微妙なラインだと思いますが、予知できたと思えばできた事なのであえて失敗例として記事にしたいと思います。

私の家、築30年近く経っているでしょうか。今更文句を言う方がおかしいのかもしれませんが、傾斜地に建てられた一軒家であります。すでに買わない方が良い土地の条件に該当している土地だと言う事です。が、それ以上にメリットがたくさんありましたのでその点は帳消しです。

問題は私が住みはじめた10年の間に自ら環境を悪くしてしまったと言う失敗例になります。
大きな部分で言うと駐車場の改装とウッドデッキの建設で床下の空気が循環しなくなったことによる湿気の滞留、カビの発生。細かいことを言うと、それらをメンテナンスしてこなかったため結果、リフォームをした脱衣所のクッションフロアにカビが付着してしまったと言う結果。

左図は家を購入した時の配置図と風の抜け道。
右図は現状の建造物の配置図と風の抜け道。

家の基礎は”布基礎”と言われる床下が空洞になっている基礎になっています。ちなみに阪神大震災後の建物には”ベタ基礎”と言って少々コストはかかりますが、耐震性が優れ、湿気も上がってこない、シロアリも出づらい基礎が主流になりました。


布基礎で建てられた家は建物と基礎の間に年中影になる空洞があります。中の空気を循環させ調湿し建物の状態を保ちながら家の強度を維持する必要があります。
なので地域に密着する床下の点検業者がちょくちょく家にきて話をしますが、まぁまぁ良い値段の見積もりなので気にはなっていましたが無視を続けていました。


そう言っている間に経年劣化、そうとも言える床下の状態は、上図にあるように家の周りを駐車場のコンクリートやウッドデッキで囲ってしまったためさらに悪化させる状態になってしまいました。

湿気が篭ることで連鎖反応が…

床下に湿気が篭ると何が起こってしまうのか?良いことはひとつもありません。カビから始まり、調湿の砂、石灰などが水分を含んでしまい呼吸できない状態。さらにはコンクリートの腐食と言って脆くなり突くとポロポロ剥がれ落ちていきます。

さらには木材が水分を含んで腐ったり、シロアリの温情にもなったりします。床下自体普段覗くこともありませんし、なかなか気づくことはできません。

方法を考える〜床下換気扇の設置〜

事後(30年という年月を掛けて発生した問題)のことなので仕方がありません。私自身いわくつきの物件でもなければ地域柄良い人ばかりなので建て替えたとしてもまた同じところに住みたいと思っています。しかし余程のことがない限り家は一生ものです。建て替えると言う選択肢は世代が変わる時に建て替えるかどうかではないでしょうか?

”湿気が篭っている”

この現状は嘆いても変わりません。かといってそのままにしたら家の寿命は爆速で悪くなっていきます。そこで方法がいくつかあります。

①調湿剤を入れる

大工さんが「手っ取り早いのは床下さらりを入れる方法」と言うこの”床下さらり”と言う調湿剤を床下に撒く方法。床下の機能していない調湿剤の上に撒いて、その上に調湿シートで家に湿気が上がってこないように施工する方法です。

②床を剥がして束石入れ替える

床を全部剥がして水分を吸った束石を入れ替える。但し基礎(家の枠)は替えることが出来ないのと土を掘り返す、入れ替える作業は出来ないことから根本的ではないと言うことです。土からやり直すというと家を基礎から立て直すと言う意味になってしまいます。

③床下換気扇を設置する

床下に人工的に空気の流れを作るために換気口にダクトをつけたり、サーキュレーターをつけたりして床下に滞留する湿気を排気して空気を入れ替える方法があります。

もし床下がどうにもならないほど腐敗していたのなら3つの方法を使ってもどうにもなりませんが、幸い家の場合はリフォームで見つかった早期発見ということで選択肢がありました。

なので③の床下換気扇を選択して工事することにしました。電気配線以外は自分でもちろんやろうと思っています。

床下換気扇の設置準備

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感想(1件)

電気屋さんで配線込みで頼もうかと思いましたが、これまたとんでもない額になってしまったので相談して電機配線だけを依頼して他の取り付けは自分でやることにしました。
そして、付属のコンクリートビスですがアンカーボルトになっており、コンクリートに下穴を6mmほど開ける必要があるので、普通のインパクトドライバーでは太刀打ちできないので、4mmのコンクリート用のビスを別で買ってインパクトドライバー用のコンクリートドリル3.4mmを追加で購入しました。

工事日程と準備

工事日程はあくまでも電機配線工事中心で考えないと設置ができないので、
①取り付ける場所を決める。
②床下換気口の網を撤去、外しておく。
③化粧板の据付、コンクリートに下穴を開けておく。
④配線工事がスムーズに行くように換気口の中にダクトファンを入れておく。
⑤虫が入らないように元々の換気口を仮ではめておく。
配線工事が出来ないとここまでなので、とりあえず①〜⑤をやることにしました。

①取り付ける場所を決める

床下換気扇は延床10坪で1基を推奨らしいので4基購入しました。取り付ける場所はやはり水場である北東にしたいと思ったのですが、ガス管や水管、エアコンの配管がちょうど床下換気口に掛かっており取り付けることが出来ません。こう言うことが”予知できないトラブルなんだとすごく感じながらも湿気の篭りやすい部分に配置を決めました。

②換気口の網を撤去・外す

ここからが未知数なのですが、そもそも家のような換気口は金網が後付けなんだそうです。つまり、基礎にくっついているというよりは軽く接着しているような状態で固定されているそうです。

なのでハンマーで軽くコンコン叩くと網ごとコンクリートが浮いてきます。私はスクレーパーを隙間にぐりぐり入れながら網を引っこ抜きました。コンクリートを叩くのが怖いイメージでしたが割と簡単に4箇所外すことが出来ました。

③化粧板の据え付け・コンクリートに下穴を入れる

次は別で買ったコンクリートドリルで下穴を開ける作業です。低い狭いとこでの作業なので一番辛いかもしれません。ってか辛いです。固定した時に穴がバカになってしまわないようにとりあえず3分の2程度の深さで穴を開けました。そしてあまりにも狭いのでまた荷物持って行き来することも嫌なので通気口の中に必要な部品を全てしまっておきました。そうすることで電気工事する時に若干手間が省けるかと思います。
開けた穴に化粧板を合わせると外壁と基礎の間に隙間ができましたが、配線工事後に何か良い策を検討しようと思います。
全て終えたら外した金網を仮ではめて準備完了になります。

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