私に相談をしてくれたことへの感謝を
『〇〇先輩が自分に嫌な仕事やいっぱいいっぱいな状況を知っているのに仕事を振り分けてくるんですけど、どうしたら良いですか?』
私に来た相談です。まずはその相談をしてくれたことに対して私で良かったのか?期待に応えられるのか?その前に私を選んでくれたことへの感謝をしました。相談することにも勇気やエネルギーが必要です。だから、『ありがとうね』と。そして私は何かを解決できるチャンスだと思いあくまでも中立的な立場で、且つただの愚痴で終わることが無いようにしっかり話を聞いて納得できるような答えが出るように相談を受けることにしました。
内容は”空気を壊す職場のムードメーカーからのプレッシャー”です
具体的な内容は”出来るのに動こうとしない先輩の姿、その先輩が仕事を振ってくる、追い詰めてくる、ムカつく”といった内容です。私にもその経験はありますし、大小あれ経験している人が多い事だと思います。
私はその先輩という人を知っていますが決して私にはそのような片鱗を見せません。なので正直寝耳に水なのですが、あまりにもその後輩や周りが同じことを口にするので少し突っ込んだ話を聞くことにしました。
その先輩は職場の柱的存在で指示が出せる、仕事を理解している。私はその認識で見ています。それは職場の人全員が認めていることであり事実、何かを決める時にはその先輩が先頭に立って決める、そんな存在の人です。
私も同じ職場に所属しており、印象はそれしかありません。必ずいると思います。出来る人がいれば出来ない人がいます。指示を出さなければいけない人が嫌がられ、中立に立ち保身に走る人が好かれる。一人で仕事をするわけではないので人間関係は保たなければなりません。冷静に考えればそこにたどり着くはずです。コントロールをすることの必要性に。だからストレスを感じた時にただぶつけるのではなく、考えて相談したり、我慢したり、愚痴で自分自身を宥めたり…本人を目の前にして意見するのは言い方を十分に気をつけることや気持ちのエネルギーを莫大に使うので最終手段だと思います。
ちなみにその先輩に対して私は気を使いながら意見したことがあります。私もその先輩よりも歳は8つほど下ですが話を分かってくれたと思っています。内容は上記の内容に近いことで周りとうまくやってほしい事を告げました。私にはなんの被害もありません。今に至ってもそうです。…私が言ったせいでその子に特に当たっているのではないか?今の状況を生み出しているのかもしれない事を私は相談に対して謝りました。
うるさい先輩の分析
後輩の気持ちはよく分かります。一言で言えば”ムカつく”というところでしょうか?私も今の職場の前ではその先輩と同じような立場で仕事をしていたので分かります。私に対して思う周りの感情や、その感情に対してのプレッシャーが。言い出せばその先輩の行動や立場からくる嫌われ役というレッテルを貼られてしまう事、その気持ちも私自身分かります。その地位から降りた私が今中立に立って言えるのは、その先輩が回避できるところもあるという事です。助言として話が本当はしたいのですが伝わらずにプライドを傷つけるだけになってしまうのか今の時点では周りもあることなので躊躇しています。
その存在がうるさいとムカつくと言えど芯を突く事、確かな事をその先輩は言います。印象や性格は簡単には直せません。事が進まなければその状況は悪くなる一方で仕事での信用も、人としての信用もなくなりこちら側は気持ちも沈んでいきます。
私はそういう意味ですぐ話をしたがります。話で解決。腹を割って話さなければ探って探って保身を続けて状況は悪くなるばかりです。でもそれは必ず良い方法とはいえません。相手のある事です。後輩の立場で言えることと言えないことだってあると思います。
私なりの助言、事情と都合というお話
私は相談を持ちかけてくれた子に対して間違っているとは思いませんし、合っているとも言いません。でもしっかり人のことを、周りのことを見ながら行動しているのは目に余るほどに見えます。
なので私なりの答えとして、『先輩が〇〇君を頼って言ったり、違うケースで命令するのはその先輩の都合なのか?事情なのか?見えるといいね』と言葉を送りました。
『都合?事情?なんのことですか?』
考えないとわからないと思います。
どういうことなのかというと、あくまで〇〇君から見た先輩です。その先輩が教えるために、仕事を覚えさせるためにあえて厳しくしているのであれば先輩としての”事情”があるということ。先輩が『自分でやるの面倒だからあいつに任せちゃおう』と仕事を振るのは先輩の”都合”ということ。それは受け取り側がポジティブな人であればあるほど事情があるんだなぁと思えると思います。逆にネガティブに考えれば『本当に都合がいい人だ』と突き放してしまうと思います。
その先輩自身は本能で命令・指示を出しているような感じが見受けられるので、都合・事情と考え自分自身を見つめ直すことはするような人ではないと思いますが、私が経験した後悔があるとするのならそう言った部分を伝えてあげたいと思っています。
周りから見られ、何かをする時に都合と捉えられてしまってはきっとその人に良いイメージはもてないと思います。
『あの人は〇〇を目的として、今〇〇を習得して〇〇でいろんな事に対して伝えていかなければいけない立場で、事情があって頑張っているんだなぁ』
『社員になるためにあれこれ覚えないといけない〇〇君に厳しく教えないといけない、彼なりの事情があるんだなぁ』
与える方も与えられる方も都合ではなく”事情”という考え方で見ていくときっとうまくいくと私は思っています。
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