古木?なんのこっちゃ分からないと思います。でも流木と言うとなんとなくイメージがつくとは思います。下の作品は流木を鉢にした一つの作品になります。
流木を植物の鉢として植えるとこんな感じです。海岸に行くと必ず落ちていると思います。それを拾って綺麗にしてエアプランツや多肉植物、小さな人形とかを飾ると上のような素敵な芸術になります。
流木単体も流木に植物が埋まっているものもネットで探すと実は売っていたりするんです。
古木、流木てなんのこと?
で、今回は海には向かわずに山へ向かおうと思っています。流木ではなく古木です。(”ふるき”とか”こぼく”って読み方はそれぞれ違いますが私は”こぼく”と読みます。)
流木と古木で何が違うのかと言うと漂流した木が海岸に転がっているものは流木で、山で寿命を終えた朽ち果てた木が古木と言うんです。海で見つける流木は海水や岩や砂で木の表面が削られて丸いイメージ、山で見つける古木は根が朽ちていますが立ったまま風や雨に晒される、どちらかと言うと流木よりもトゲトゲしい風合いがあります。(義父が一から作る古木・古木アートの紹介記事です)
少し前、40度近くあった猛暑日に探しに行こうと思ったのですが、あまりの暑さに断念。少し時間を置いていたらゴルフに熱中し過ぎていて忘れていました。
ヒロくん!古木を拾ってきてあげたよ!
本当なら自分が山に言って探してくるものを、じぃじが拾ってきてくれて『ヒロくん!(私の名です)持ちにおいで。』電話をくれました。その電話であっ!って思い出すなんてとてもボケボケな私ですが、どんなものを拾ってきてくれたのかと言うと、
……
でかっ!持った感じ15キロくらいある古木でした。思っていた大きさと違ったのでびっくりしました。これを綺麗にして穴や隙間に植物を植えていき冒頭のような作品にしていきます。切って分けても良いかなぁって思ったのですが、よーく見ると狼が走っている姿に見えるのでそのまま使うことに決めました。
さぞや山から引き上げるのに重かったんだと思います。いつもありがとう。
と言うことで作業を始めていきたいと思います。
作業の工程
作業の工程は、
・山で拾ってくる(じぃじがやってくれました)
・洗浄と掃除
・干す
・形を整える
・必要ならニス塗り
・多肉植物、エアプランツなどを飾っていく
こんな工程になります。で、古木を一つの作品にするのに正直やり方なんてものはありません。自由です。ちなみに私もこれを作品にすることが初めてなので、ふ〜んくらいで軽く参考程度で見ていただけると嬉しいと思います。
※デカさもデカさなのですぐに完成できるものではないのでこの記事は少しずつ更新していきます。
洗浄
グロい写真が少し続きますが、古木の中には、シロアリとクロアリ、ムカデ、様々な虫がたくさんいます。古木にも土やほこり、虫の卵が付いておりそのまま使うのは抵抗もありますのでまずはしっかり洗浄をしていきます。私は高圧洗浄機を使い汚れと虫を出しました。
しっかりとシロアリとクロアリが共存しています。無限に出てきます。とにかく穴という穴に水をブチ込んでいきます。じきに穴から出てこなくなるのでそうしたらとりあえず水を止めて乾かします。
古木は寿命を終えた木ですので指で押すとポロっと取れる腐った部分があります。シロアリのせいなのかもしれませんが、最後に植える作業の時や、私のようにニスを塗る作業をした後に取れてしまう場合があるので洗浄と同時にノミでもハンマーでも指でも良いので小突いて取り除いていきます。
この大きさの古木の洗浄に費やした時間は1時間くらいです。いろんな角度からとにかく虫がいないか確認しながら洗浄作業しました。
しばらく置いて水が軽く切れたので車に積んで帰宅しました。
家について車から出したら『あれ…?』
まだアリがちらほらいました。なので殺虫剤を穴に吹きかけ様子を見ていると、出るわ出るわ…!
最終的に殺虫剤が一番有効でした。この古木の幹と根っこに繋がる穴に吹きかけてとにかく虫を出しまくりました。洗浄から時間が数時間経っていましたので木の表面が乾き始めていたので剥がれそうなところは剥がして、洗い取れなかった溝部分はブラシ、キリ、ノミで少し削りました。
ブラシは柄の長いものがあるととても使いやすいです。幹や根の空洞の中の土やほこり、虫の残骸が残っているので掻き出すのに便利です。100均でもありますが少し短かったのでネットで購入を検討します。
ちなみに海に落ちている流木にはほとんど虫はいません。なので古木よりは楽に作業ができると思います。
とりあえず今日はここまで。次はもう一度掃除と形を整えていく作業をします。
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