トップダウンと聞き慣れない”ボトムアップ”
私、hiro室長は主である仕事はただの会社員です。平の平の平社員でありますが、恵まれている方だと思います。話をすれば先輩や後輩、上司も掛け合ってくれています。胸の内は分かりませんが上昇志向がない私にとって話を聞いてくれる場を設けてくれるのは、ありがたみしかありません。
(私がお世話になっている会社は管理職の方たちが大変なのが目に見えて取れるので皮肉な意味ではなく本当に感謝をしています。)
さて、題名にある「仕事のモチベーション」そしてトップダウンという言葉。切っても切り離せない、会社が昨今の(コロナウイルス等々…)問題を抱えている中での葛藤に関してですが、完全私の持論です。あくまでも平の平の平社員がどう思っているかという私の中での問題。ぼやいて行きたいと思います。
トップダウンとは「上意下達」という意味。上(社長、常務、以下上司)の意思に対して、私(部下)に課せられた課題を達成するスタイルになります。課題に対して行動が速く取れる、結果も同じように速く見ることができる点、問題解決ではなく、課題達成に特化した方法であると思います。
それに対して”ボトムアップ”は逆の意味を持ちます。現場の意見を吸い上げて現場に任せる。現場を尊重することで現場が成長するスピードが速い特性があります。
残業から見るモチベーション
例えば、「今日〇〇で残業して欲しいんだけど、いい?」と聞かれます。というよりも聞かれることが多々あります。私はどちらかというと時間を大事にしたいので残業するぐらいなら一日の仕事のスケジュールを自己管理して定時間で何とかして家路に着きたいと思います。あくまでも個人的意見です。ホワイト企業なので残業=対価はしっかり支払われます。そこに居たなら居ただけお金が貰えます。
それは仮にも成果が上がらなかったとしてもそうです。時間=対価になってしまっているのです。
私が思うにそれはどうかと思います。成果=対価ではないでしょうか?そこには喜びや達成感、残業や時間の質ではなくて、”仕事としての本質”だと思っています。割と真面目なんです私。
意地でも限られた時間の中で達成してやろうと思いますし、もちろんお客様あっての商売です。間に合わなければ残業という時間を使ってでも達成したいと思っています。
少数派かもしれません。仕事に関して”得”を取るより”質”を取る。私にとってはそれが肯定できるところであって曲げたくない信念であります。昔ながらと言われれば父から得たスペックかもしれません。
でも、それが今通用しないんです。
働く人(特に平社員)は何を思うんだろう?
「お金が貰えればいいや」
「うまくやり過ごそう」
「真面目に働こう」
「〇〇じゃなきゃだめだ!」
大きい会社であればあるほどいろんな考えがあっていろんな考えが錯綜します。一番良いのは”現状維持”これが一番居心地が良いんです。安泰に波に乗る。扱いやすく扱われやすい。楽な方法。共有もしやすい。何か問題があれば流せる術を持ち流せばいい。悪い意味ではなくて私自身そうしているところもありますし、それが会社員の使命なのかもしれません。つまりはトップダウン方式だということです。
「いや、コレでは会社が傾く」
「状況が悪くなるから…」
「腑に落ちない」
喉から出そうな言霊が抑えられない。”現状打破”という選択。嫌われ役になるかもしれません。煙たがられます。味方は圧倒的に少ないです。個人的主観。コレがボトムアップという方式です。
世代交代?その人は何を望み、何を狙っている?
私の事情ではありません。都合での見解です。全てがそう当てはまるとは全然思っていませんが、昔の人は情報がないせいか正直で真っ直ぐで善悪の判断よりも先に行動が出ている印象があります。
トップダウンを尊重するよりもボトムアップを尊重していた、会社の中でも上でバチバチやりあっていた印象があります。好かれる嫌われるの選択以前に後ろからのバックアップが大きい印象があります。日本がどうであったかというよりは必死になり高度経済成長という名前が付いたくらいどのような立場の人も個人、両隣の人に対して必死だった。
今の人はどうでしょうか?情報という波の中で個性を失い、且つ冷静ではありますがトップダウンにもたれかかっては居ないでしょうか?末端の私には成長という言葉は見て取れることがありません。選ばれた人。個性はあって良いものかと思います。「どうしてあんな人が上に行くの?」とちょくちょく聴くフレーズ。そうはならないように。
と、私が勝手に感じている上と下の温度差であります。
甘い汁を吸い続ける結末、そうならないためにも…
仮に私が、周りが”甘い汁”という汁を吸い続けて人生を謳歌するとしましょう。それはトップダウン。決して上には意見しない、逆らわない。これをやり続けたとしたら…。
私には子供がいます。もしかしたら孫も今後できるかもしれません。私の背中は見せられないでしょう。指南も出来ません。「パパ?どうして仕事をするの?」「お金のためだよ」そんな回答しかできません。エンドユーザーの顔は私が見ることは出来ませんが、同じ質問をされたときにには「パパの意思で周りの人を幸せにする仕事をしているんだよ。」と成果と実績を家に持ち帰られるように答えてあげられるように会社では守られるというより戦わなければなりません。
立場はそれぞれ。でもトップダウンという言葉は心にあっても決して忘れてはならない
”ボトムアップ”という意味と信念。それは衰退していく企業に必要な考えかもしれません。
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